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中学1年生と高校1年生は新しい生活に徐々に慣れてきた頃かと思います。

第1回目のテスト結果はどうだったでしょうか?

思ったような結果が出た生徒もそうでなかった生徒もいるかと思いますが、まだまだ始まったばかりです。

今からでも挽回可能なので引き続き頑張っていきましょう!

幼少期から当塾に通って下さっている生徒たちは早めに中学文法に入りますが、小学高学年、または中学生から通われる生徒にまず初めに教えるのが文法になります。学ぶ順番は

1 文法

2 長文

3 英作文

となります。

これと並行してリスニングを進めていきます。

高校生になってもこの順番は変わりません。その時々で長文や英作文はやりますが、やはり先ずは文法からのレッスンとなります。

これには大きな理由が有ります。と言うのも文法は英文の構造をきちんと理解するために欠かせない能力だからです。これを英語構文と呼んでも良いかもしれません。

英語と言うと長文読解が出来ることで定期テストで点数が取れるイメージがありますよね。その通りです。高校受験、共通試験、大学受験でも長文の配点が最も高く、英文が読めない限りテストの点数が伸び悩みます。

そう考えると長文対策をメインで進めていく方が良いのでは?と考える方も多いでしょう。確かに応急処置&早急に資格試験に合格したい場合、文法にあまり触れず長文対策を進めることももちろんあります。

と言うのも、試験問題が選択問題の場合、長文の内容がしっかりと理解できていなくても

「なんとなく答えはこれかな?&雰囲気と想像力」

で対処できる場合が多いからです。

しかしながら、この方法が可能なのは私立中堅(日東駒専・関関同立・中堅国立大・下位国立大)までとなります。難関私立(早慶)、旧帝大、英検準1級となると

「ぼんやりとなんとなく」

で長文を理解している状態では、たとえ選択問題でも正しい選択肢を選ぶことがかなり難しくなります。基本(文法力、すなわち英文の文法構造をきちんと理解し、正しく文意を理解する力)と単語力がなければ必ずと言って良いほど選択肢で迷い、正解を絞ることに時間がかかったり、不正解の選択肢を選んでしまう結果となります。たとえ正解の答えを選べたとしてもまぐれであったり、テストや模試の結果にムラが出ます。加えて記述問題に関しては文法&英語構文の力が無ければよりハードルが上がり、なかなか満点を狙うことが出来ません。

ピアノを弾くのに鍵盤の使い方を知らなかったり指番号や楽譜が読めずに上達すると思いますか?中には特殊な能力を持っている方もいると思いますが、大抵の人は基本のバイエルから始め、慣れるまで指の使い方や楽譜を読む訓練を何度もしていくでしょう。その積み重ねがあり初めてノクターンやソナタなどの曲にチャレンジできるのではないのでしょうか。

どの習い事をしても、基礎固めがとても大切になるかと思います。なぜなら基礎がしっかりしていない上に物を積み重ねても、いずれはバランスを崩して倒れてしまうからです。

英語も全く同じです。単語や熟語、文法が含まれた短い文をきちんと理解するところから始めていきます。それを繰り返して少しずつ長い文を読めるようにしていくのがベストな方法です。



参考資料:就活の教科書


各ランクの国立大学一覧

A:難関国立レベル

・東京大学 ・京都大学 ・一橋大学 ・東京工業大学 ・大阪大学・東北大学 ・九州大学 ・名古屋大学 ・北海道大学

B:準難関国立大学

・東京外国語大学 ・神戸大学 ・筑波大学 ・お茶の水大学 ・横浜国立大学・東京藝術大学 ・東京農工大学 ・金沢大学 ・広島大学 ・千葉大学 ・岡山大学

C:上位国立大学

・東京学芸大学 ・信州大学 ・三重大学 ・岐阜大学 ・島根大学 ・山口大学 ・熊本大学・佐賀大学 ・福井大学 ・電気通信大学 ・奈良女子大学 ・東京海洋大学 ・名古屋工業大学・滋賀大学 ・富山大学 ・新潟大学 ・岩手大学 ・小樽商科大学 ・長崎大学

D:中堅国立大学

・秋田大学 ・山形大学 ・帯広畜産大学 ・福島大学 ・埼玉大学 ・群馬大学 ・山梨大学・大阪教育大学 ・京都教育大学 ・京都工芸繊維大学 ・愛媛大学 ・高知大学 ・香川大学・鳥取大学 ・徳島大学 ・大分大学 ・宮崎大学 ・琉球大学

E:下位国立大学

・宇都宮大学 ・茨城大学 ・茨城技術大学 ・弘前大学 ・宮城教育大学 ・北海道教育大学 ・北見工業大学・室蘭工美大学 ・愛知教育大学 ・静岡大学 ・豊橋技術科学大学 ・長岡技術科学大学・奈良教育大学 ・和歌山大学 ・鳴門教育大学 ・九州工業大学 ・福岡教育大学 ・鹿児島大学


さて、ここまでで文法(英語構文)と単語の重要性が伝わったかと思いますので、実際にどのように当塾のレッスンで長文対策をしていくのかを少し具体的にお伝えします。現行の生徒も今一度長文の読み方をこちらで確認してみてください。


1、レッスン前に自力で読んでみる(この際単語を調べたり、事前に渡す単語リストを見てもOK)。どうしてもうまく訳せない文にチェックを入れる。(英検問題の場合は単語を調べずに一度時間内に解いてみる。その後単語を調べて読んでみる。答えを変える場合は前の解答も消さずに残しておく。)

2、レッスンで自分の訳した内容があっているか確認する。レッスン前に自力で上手く訳せなかった文は特にしっかりと確認し、なぜ訳せなかったのか理解する。

3、自宅に帰り、単語帳にメモ書き&確認テストを行う。


レッスンで読んだ長文は必ず時間をかけて2度、3度読み直すことが大切です(読みながら状況が頭の中でイメージできるところまで読み込む)。これで初めて長文の内容をきちんと自分の中に落とし込みできたことになります。上記のルーティーンに加え、日々いろいろなことに興味を持って過ごしましょう。歴史や現代の出来事、新しい科学技術や医学など、アンテナを常に立てて自分の知識を増やしていくことが大切です。なぜなら英語長文で扱われる内容の背景を知っていることで、わからない単語や英語構文をカバーできることが多々あるからです。Xやネットニュースはとても役に立ちますので、受験生だからといって携帯を完全に封印するのは短絡的かもしれません。生徒の性格に合わせて上手く制限を付けて利用するのが良いかと思います。

私自身も学生時代、長文読解の問題がしんどかったのをよく思い出します。当時は明らかに単語力が無かったせいで、一段落を読み終えるのに何時間もかけて課題の長文と向き合いました。しかしながら繰り返し上記のトレーニングをしてきたおかげで今では長文は自分にとって大きな得点源となっています。

皆さんもぜひ上記の事柄を意識して日々自宅学習をしてみてください。文法はつまらないと感じたり、覚えなければならないことが多いにも関わらず怠けてしまいがちですが、わからないことがあればそのままにせず、必ずレッスンにて確認するようにして下さい。諦めず目の前の障害物を着実に取り除いて行けば、確実に志望校合格という結果を手に入れることが可能です!そのためのお手伝いをするために私も日々サポートして行きますので一緒に頑張りましょう!

今年当塾を卒業、名古屋大学に進学した生徒が後輩へのアドバイスを書いてくれましたので以下に記載いたします。後輩たちはぜひ読んでみて下さい!


大学受験における英語力とは何かについての持論

・はじめに

前提として、英語力は大きく以下の 5 つの要素にわかれ、それぞれが深く関係し合う。


1語彙(単語・熟語) 2文法 3読解 4英作文 5リスニング


これらの要素は並列しているのではなく階層構造になっている(下図参照)。


現在の大学入試では、長文読解が大きな割合を占めており、最重要視されているが(特に共

通テストでは顕著にその傾向がみられる)、その理由は上図のような階層構造の頂点に長文

読解が位置付けられているからであると考える。つまり、長文を題材に出題すれば、語彙

力や文法力も問うことができるということである。

ではその長文読解とは何かについて以下で考察してみる。


・長文読解の次元

次元

低 ①1 文の中の単語、熟語がわかる(語彙)

↓ ②1 文の文構造がわかる(文法、解釈)

↓ ③文意がつかめる(解釈)

↓ ④文と文の関係性がわかる(読解)

↓ ⑤1 つの段落の意味が掴める(読解)

———————高い壁———————————————————————————

↓ ⑥段落の本文中での位置付け、段落と段落の関係性がわかる(読解)

高 ⑦長文全体が真に理解できる(読解)


これまでしてきた英語力の階層構造の話や、長文読解の次元の話が理解できたならば、単

語・熟語・文法の重要性がわかるはずです。それらがなければ入試英語の配点の大部分を占める長文読解や英作文に本格的に挑戦できません。この事実から言えることは、できれ

ば高校 2 年生のうちに、遅くとも高校 3 年生の夏までには基礎(単語・熟語・文法)を固め

ておきなさいということだ。YouTube を見れば単語、熟語、文法、解釈、長文読解とか、

基礎をいつまでにとかなんて腐るほど言われているのでこれ以上はやめておく。


・読解力

ここからは読解力について述べる。これは長文読解の次元で示したもののうち、高次元の

ことができるようになるために必要な能力で、難関大であればあるほど問われやすい。英

語ができない理由の大半は圧倒的勉強量不足だと思うが、大量に勉強したのに英語長文が

できないという場合は読解力が原因であるのではないだろうか。逆に、そこまで大量の量

をこなしていないのになんかあいつ”英語長文“できるよなぁって奴(こういう奴文法問題苦

手がち)には読解力があると思う。では読解力とは何かというと、半分現代文力のことであ

る。英語長”文”、英語とはいえ文章なのだ。簡単な例を示してみる。次の文章を読んでみ

てほしい。

水素自動車にはこのような利点がある。しかし、〜

では、しかしの次の〜にはどんな内容がきそうか考えてみてほしい。

おそらく、水素自動車の欠点や課題が述べられると考えられる。これは長文読解の次元の

④と関連する。1 文目では水素自動車の利点が述べられ、2 文目はしかしで始まっている。

逆説なので利点とは反対のもの、すなわち欠点や課題が述べられると推測できる。2 つの

文の関係性を読み取ることで、後の内容を読まなくてもある程度この後何が述べられそう

か推測することができる。これが読解力だ。これが英語になって、難しい内容になっても

できますか? 文の集合である 1 つの段落の主張が読み取れますか?(⑤) 文と文に限ら

ず、段落と段落になってもできますか?(⑥) 木も見て森も見れますか? そして、長文

全体を真に理解できますか?(⑦) ということ。難関大学はここを問うてくる。しつこいで

すが、これは 1 文が読めることが前提の話です。それすらできなければ土俵には立てませ

ん。難関大の英語が解けるようになりたいなら、英文に対してこういう読解、文章の流れ

についての議論ができるくらいのレベルまでいち早く到達してください。単語熟語文法で

す。

こういう経験をしたことがないですか? 英語長文ができる友達に「なんでこの問題解け

たの?」って聞いたら「んーなんかよーわからんかったけど文脈的になんとなくでいけ

た。」と言われる。そして自分はこう思う。「フィーリング?才能なのかな?いいなぁ、あ

いつは。」本当にテキトーに答えて正解だった場合は除いて、そのフィーリングの裏には実

に論理的な思考があるはずで、それが読解力そのものだと僕は考えている。・速読について

共通テスト英語リーディングで最も顕著だが、他にも私大英語など今の時代の英語入試で

は、速読力が強く求められている。僕自身も共テと私大入試のときは強く悩まされた。

先に述べておくが、絶対に精読→速読の順番でできるようにするべきだと考えている。フ

ィーリング読みは絶対にするな。限界が来るぞ。そしてそれに気づいたときにはもう遅い

ぞと脅しておく。

速読できるようになるためにどうすればいいかをかなり考えた結果、先述した読解力が鍵

を握っていたことに気づいた。文章の構成を理解し、段落ごとの要旨をつかみ、次に何が

述べられるかを常に推測しながら読み進めることで、最短ルートで文章を読み、文章を理

解できる。その結果速読ができる。つまり、速く読み、速く内容を理解できるようになり

たいのなら頭を使って読めということだ。しかし、これは長文読解の次元の中でも高次元

のことをするわけで、日本語ならまだしも英語でこれをやる必要があるから、1 つ 1 つの

英文を読むことに精一杯であっては到底無理だろう。

これまでは文と文の関係や、段落単位のマクロな視点の話だったが、文法・語法の力を使

えば、1 文というミクロな視点で次に続く内容を推測できる。1 つ具体例を示す。

The development of technology through the Industrial Revolution enabled 〜

ここで enabled まで読んだ時点で、The development of technology (through the Industrial

Revolution)が主語で enabled が動詞であることがわかり、enable は enable O to do の形で

「O が〜するのを可能にする」という意味を表す語法があるため、この後は O to do の形

が続くと推測できる。もちろん enable O で「O を可能にする」となり後ろに名詞句が続

くことも考えられる。enable がきた時点で、できるやつは頭の中で、次に目的語がくるな

と考えて、どんな目的語が来るのかを予測している(人類とか?)。さらには、to 不定詞を

警戒しながら読み進めているのだ。皆さん、文法・語法の勉強をつまらない文法問題を解

けるようにするためだけの勉強だと思っていませんか?英語の根幹にある重要な基礎なの

です。頭を使えばそれを大いに読解に応用できます。ですから文法の勉強を怠らないでく

ださい。

文法・語法の力を使って、常に文構造を強く意識して、次に続く語句を推測しながら読み

進めてください。そして読解力を使って文章の構成や主張を見抜き、次に続く内容を推測

しながら読み進めてください。頭を使いましょう。それができるようになってさらに突き

詰めていけば最後は単語で決まります。

大学合格進学者

☆早稲田大学高等学院 T.O.くん

    早稲田大学

☆早稲田大学高等学院 M.O.くん

    早稲田大学

☆藤枝東 H.Y.くん

    名古屋大学    

    慶応義塾大学

    青山学院大学

☆藤枝東 R.S.くん 

    静岡大学

    芝浦工大

☆藤枝東 K.Kくん 

    富山大学

☆藤枝東 H.O. ちゃん

    津田塾大学

☆静岡サレジオ高校 K.O.ちゃん 

    津田塾大学(指定校推薦)

☆静岡常葉橘高校 H.K.くん 

    帝京大学(総合型)

☆島田高校 Y.K.くん  

    常葉大学



高校合格進学者

☆島田附属中学校 M.S.ちゃん

     静岡学園高校



皆さん、受験お疲れ様でした❗️

今年も当塾の生徒たちはとても良く頑張って結果を残してくれました👏🏻

そして卒業生の皆さん、遅ればせながら進学おめでとうございます🎉

新しい生活にも慣れてきた頃かと思います。

どうぞ楽しい学生生活を送って下さい😊

【教室の規定】

①無断欠席は振替レッスンを行いません。

②学校行事(修学旅行、学校主催の模試、学校主催の特別補講、部活動、部活の大会) 、冠婚葬祭(二親等まで)、公共交通機関の乱れ、感染症など診断書が出る病を除き、振替レッスンを行いません。振替レッスン希望の場合は前日夜9時までに連絡をお願いいたします。

③生徒様の都合による欠席(家族旅行や、頭痛、風邪などの診断書が出ない体調不良を含む)は振替レッスンを行いません。

④台風、地震などの天災の場合は振替レッスンを行いません。(台風、また悪天候の際はオンラインレッスンが可能ですのでぜひご利用ください。)

⑤一度お納め頂いたレッスン料は教師側の事情でどうしてもレッスンができない場合を

除いてお返しできませんのでご了承ください。

⑥資格試験検定料は一度申し込み頂くと返金ができませんのでご注意ください。

⑦月謝は月初めにお支払いください。(3ヶ月間お支払いが滞った場合は一時レッスンを

休止させていただきます。)


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